釣り友の直晶さん(下記ブログ参照)のお誘いで,第17回なかよし倶楽部バスツアーに参加してきました.このツアーは,バスで大阪から日振(愛媛県宇和島市)まで連れて行ってくれるというものです.関西のたくさんの釣りクラブのメンバーが参加しており,今回は総勢31名の参加でした.

春夏秋冬釣り三昧
http://blogs.yahoo.co.jp/nachikb

実は,直晶さんとの釣りも初めて.知り合ったのは,もうずいぶん前になりますが,お会いした時から一緒に行こうと話をしていたのですが,なかなか予定が合わず,ようやく一緒の釣行です.

夜の9:30に西宮を出発.バスは頻繁にトイレ休憩を取りながら,一路宇和島へ.私は2回目の休憩までは起きていたものの,それ以降は明日に備えて就寝.しかし,参加者はテンションMAXで,なんか着く寸前まで騒いでいたような...

実は日振島も初めて.噂には,40オーバーのグレがわんさか釣れると聞いているが,同時に潮をめちゃ速いとのこと.私にも釣れるのか,いささか心配です.

このバスツアーでは,くじを引き,番号の若い順に好きな磯を選んでいきます.私は,直晶さんとペアを組ませていただき,日振4番の磯を選んでいただきました.なるべく日振らしい磯という計らいで,選んでいただいたのですが,日振きっての激流が流れる磯とのこと.大丈夫かな...

大会の規定は,25cmオーバーのグレ3匹の総重量です.バスは,宇和島港に到着し,渡船乗り場に横付け.渡船は,わかしお渡船さんです.

わかしお渡船

船は大型のもので,港を出ると,エンジンがうなりをあげています.相当なスピードのような...船内の操舵室の下のスペースに入らせてもらったのですが,かなり快適です.

船は,スピードを落とし日振に到着.目の前には,横島がありました.陸からも遠く離れ,遠くには宇和海の島々が見えます.雰囲気は最高です.

3組ほど横島の磯に上げた後,横島と日振島の間にある日振4番という磯に乗りました.狭いと聞いていましたが,足場も良く,2人で釣るには十分です.


img_6224

1時間で,場所交代することにして釣ることにしました.潮は御五神方面に流れて行きます.川の流れのように,めちゃ速いです.

私が御五神に向かって右側の釣り座,直晶さんが左側の釣り座です.仕掛けを入れると,本流に乗り,あっという間に100m近く流れて行きます.私は本流釣りをしたことがなく,こんなんで本当に釣れるのか,半信半疑です.


img_6221

そんな中,直晶さんの竿が大きく曲がりました.相当沖でかけたのか,巻いても巻いてもなかなか寄って来ません.タモに収まったのは40オーバーのグレ.ここの標準サイズとのこと.その後も,同サイズのグレを連発.ブログを見ていて,いつもよく釣られているなと感心していたのですが,実際にその釣りを目の当たりにすると,もう圧巻です.


img_6211

 
そんな中,こちらは完全に沈黙.どう釣っていいのか,全く分かりません.なんの解も引き出せない中,1時間が経ち,場所交代.

期待に胸を膨らませながら,流し始めると,こちらは右側の釣り座に比べると,流れがゆっくりです.右側の本流に引かれながら,沖に流されていきます.すると糸の出が若干早くなって,合わせてみると,竿元までくるガツンとした当たり!高台に移り,やり取りを開始します.竿はきれいに曲がり,最高に気持ちの良い引きです.タモに収まったのは40オーバーのグレ.とりあえず,目標サイズが釣れて,ほっとしました.

その後,もう一匹かけましたが,その場で左側に誘導してやりとりしていると,ぎぎぎぎっと,根ずれの感覚.これはやばいと思った瞬間,突っ込まれてラインブレイク.明るくなってから見てみると,左側には大きなシモリがあります.このやりとりは,最後まで悔やまれました.

一方,直晶さんは本流に乗せ,はるか彼方でグレをかけてます.私が攻略し切れなかった潮ですが,さすがです.結局,左側では1匹しか釣れず,場所交代.

再度,右側の磯に立ち,釣りますが,どうにも攻略できません.一方,直晶さんは,またしても爆釣.40オーバーを連発.最大47cmまで釣っておられました.しかし,この時間から若干潮が緩み始め,グレの反応が無くなってきたみたいです.


img_6219

そんな中,再度場所交代.なんとかもう1匹釣りたいと思っている中,活性が落ちてきたのがつらい所です.中だるみしかけた中,本流にぶつかるまでが勝負と思い,引かれ潮に乗せていると,わずかなラインの走り.合わせるとガツンと乗ってきました!すぐさま,高台に移り,やり取り開始.竿がきれいに曲がりますが,右のシモリ,左のシモリと,走り回ります.寄せてきてウキが見えても,一向に引きが弱まりません.時間をかけて体力を奪い,浮かせてみると,さっきよりもやや大ぶりの魚体.なんとか,2匹目が釣れてくれて,やれやれでした.


img_28418_11026366_4_s

その後は,かなり潮が緩み,このタイミングで釣れないとやばい!と思い,必死で釣ります.エサは取られるものの,当たりが出ません.エサを変え,鈎を変え,しますが,一向に当たりが出ません.結局,今度は,潮が北向きに流れ始め,また激流になりました.

しかし,今度は結構魚が見えます.グレらしき魚影もちらほら見えます.今度はどこに仕掛けを入れても本流に乗りますので,本格的な本流釣りになります.100m近く流しますが,ちゃんと餌が取られて帰ってきます.しかし,なかなか鈎がかりしません.かかっても大型のアイゴ.

帰りの船までの残り時間もあと15分.なんとか規定の3匹釣りたいところです.そうすると神様が最後のチャンスを与えてくれたのか,わずかな当たりをとらえて,グレをかけることができました.遠くでかけましたので,時間をかけて寄せてくると,グレ.大きくないけど,3匹目はあるとないとで大違い.

これを最後に納竿としました.今日は状況は良くなかったのか,あまり釣れていないようです.港に帰り,検量してみると3匹3265g.31人中5位で入賞することができました.初めての日振,初めての本流釣りで,この釣果は出来すぎです.


img_6235


img_6236

帰りは爆睡して,あっという間に西宮に帰ってきました.この日は天気も良く,釣果にも恵まれ最高でした.誘ってくださった直晶さんに感謝・感謝です.

<釣行日>
2014年1月29日
<タックル>
竿:SHIMANO 極翔 1.2-530
リール:DAIWA Impult α 2500LB
道糸 サンライン プロトタイプ 1.7号,ウキ 釣研 トーナメントゼクト 0α号,ハリス サンライン プロトタイプ 1.7号,東レ スーパーL EX 2.0号, 鈎 がまかつ 口太グレ3,4,5,6号,オーナー 速攻グレX 6号
<餌>
オキアミ
<釣果>
グレ42.5cm, 41.5cm, 33cm,アイゴ40cmぐらい